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第1回国際ブルーライトシンポジウムの運営を終えて

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弊社で運営を担当させて頂いた 「第1回国際ブルーライトシンポジウム」 が、2013年6月6日(木)~8(土)に東京で開催されました。


ここ最近、「ブルーライト」 という言葉はメディアでも報道されているため、お聞きになった事がある方も多いと思いますが、まさに文字通り、青色光です。
最近のPC・スマートフォンやLED電球に含まれておりますが、もちろん太陽光にも含まれています。
青色光は決して特別な光ではなく、自然界にも存在する可視光線の一部です。


なぜ、ここまで注目を浴びているかというと、大きくは2つ理由があります。


1つは目への影響です。
青色光は目に見える光でエネルギーが高く、長期的に近距離で直視することで
(例えば、暗い中で毎日スマートフォンを使用するなど)、目へ何らかの悪影響を及ぼすのではないかと、いろいろな側面で研究を進めているところです(細かくはエネルギーだけでなく、ピントを合わせにくいなどその他にも特徴があります)。
誤解が無いように補足すれば、太陽からの光は、スマートフォンやLEDとは比べものにならないほどのエネルギーを持っていますが、近距離で直視することはありません。


2つ目は、サーカディアンリズム(体内リズム)への影響です。
今まで、目には明るさと色を感知する受容体(桿体と錐体)が存在すると言われていましたが、2000年を過ぎたころから青色光の波長のみに感知する受容体が発見され、その受容体が睡眠へ大きく関与することがわかってきたのです。
簡単に言うと、青色光を見ることで眠気の抑制が起こる。
つまり、夜、青色光を浴びすぎると体内リズムが狂ってしまうということがわかってきました(もちろん個人差があります)。
同様に、昼に青色光を浴びないことも体内リズムを狂わせてしまうということになります。
それと併せ近年、体内リズムが狂うことにより癌の発症率や肥満への影響も解明されつつあり、問題視されています。


メディカルヲエンターテイメントニスル Medi*Produce

当シンポジウムでは、300名程度の専門科が研究結果の発表や今後に向けてのディスカッションを行い、とても大盛況な会となりました。
今、社会でも注目度の高いこのような分野の運営をお手伝うことができ、うれしく思うと同時に勉強もさせて頂きました。

今後とも参加した皆様が充実した時間を過ごせるよう、よりよい運営を行えるよう努めて参ります。



株式会社メディプロデュース

奥村 玲


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