裸眼視力が0.1以下という、極度の近視とともに生活して10年以上。
仕事を通して“目”についての理解が深まったこともあり、レーシック手術を受けることを決めました。
自分へのクリスマスプレゼント、として勝手に 「クリスマス・レーシック」 と名付けて、南青山アイクリニック
を受診しました。これからレーシックを受けられる方のご参考になればと思い、自分の体験を時間の経緯とともに、お伝えしたいと思います。
●2012年12月9日(日)初診
裸眼視力、矯正度数、角膜曲率、老眼、眼圧、暗所瞳孔径、角膜内皮細胞数、角膜厚、眼軸長、と9つの項目の検査と診察。
視力検査の結果は、右=0.03、左=0.04。強い近視との認識はあったものの、裸眼視力はしばらく図っていなかったため、現実に驚きました。
診察では、ドライアイと診断され、私の目は色々と負担を抱えていたのだと、改めて実感。
診察してくださった先生、検査をしてくれた視能訓練士さんも、私の目の状態を丁寧に説明してくださり、角膜の厚さ、ドライアイの程度から見て、手術は問題なく行えるとの判断をいただけて一安心。
手術は、年内に実施したいという私の希望を汲んでいただき、12月22日に決定。
手術当日に最終検査をし、問題がなければ手術実施という流れになり、手術までの2週間はドライアイ治療のため、1日5回の点眼をして手術に備えました。
●12月22日(土)最終検査&手術当日
この日を迎えるまで、3日前にコンタクト装用を止める、手術当日の飲酒は控えるなど、初診の際に丁寧な説明とともに手渡された注意事項を守って過ごしました。
眼底、眼圧などの検査を済ませ、レーシック手術後の見え方をチェックするため、視力検査を実施。検査終了後、執刀して下さる戸田郁子先生の診察を受け、問題がないことを最終確認し、手術へ。
最終検査。ここで異常がないことを確認し、手術へ
<手術の流れ>
①髪の毛が入らないよう、帽子をかぶる(髪が長い人は結ぶためのゴムを用意)
②麻酔の目薬を点眼。目の周りも消毒が施される
執刀前、消毒を施した後に目以外の部分を覆う
③手術台に横になり、まずはフラップ作り。赤と緑のポインターが見え、そこに焦点を合わせることを意識する(これを両目に行う)
④レーザーで角膜を削る。最初に緑のポインターに視点を合わせるが、すぐに見えなくなり、赤い光線が見えるようになる。この赤い光に焦点を合わせていると、レーザーで角膜が削られる。この間約1分
術中の様子。終始先生が声をかけてくださっていた
ロフェッショナルなスタッフの方々
⑤手術終了
手術終了!執刀医の戸田郁子先生と
目を開いておくための器具が取り付けられると、瞬きができないのが不安でしたが、適宜目を潤うように点眼がなされたので、心配は不要でした。
フラップを作る際には、目に少し圧がかかるような感覚がありますが、違和感があるな、と思ったら数秒後には終了していました。
手術台に横になり、いざ手術、という瞬間は緊張しましたが、戸田先生が終始 「大丈夫ですよ」 「ここの光を見てくださいね」 「はい、非常にいいですよ」 と優しく声をかけてくださっていたので、恐怖心もなく、安心して手術に臨めました。
手術後は休憩室で10分ほど目を閉じて休んだら、終了。
ドライアイと診断されていたこともあり、手術後、乾燥から目をうまく開けられませんでしたが、ドライアイを和らげる点眼をしていただき、症状が改善され、無事に帰宅できました。
手術後、5時間ほどは痛みと乾燥で目を開けるのが辛く、ずっと寝ていました。しかし、時間の経過とともに徐々に状態が安定し、症状も改善してきました。手術後のこのような症状については、あらかじめ説明を受けていたので、不安はありませんでした。
夜には普通に眼が開けられるようになり、裸眼で見えていることを実感できました。
●12月23日(月・祝)手術翌日健診
視力検査では、右=1.2、左=0.8と、すでに視力が出てきました。
診察時、目にゴロゴロとした違和感があること、左右で視力に差があることなどを先生に相談したところ、ドライアイが原因とのことで、ヒアレインを多めに処方してくださいました。「乾いたと思ったら、すぐに点眼していいですからね」 とのご助言で、目に違和感があるとすぐに点眼するように努めました。
●12月28日(金)1週間健診
目の違和感はすっかりなくなり、視力も両眼1.5に。
洗顔をする前、思わずコンタクトを外そうとしてしまうほど、全てのものがはっきり見えます。
もうすぐ手術より1ヶ月が経ち、数日後には1ヶ月健診に行く予定です。
信頼できる先生に継続的に診てもらえる安心感も、何ものにも変え難いと思います。
術前後の慎重かつ丁寧なカウンセリングと、診察や検査、手術当日、すべてにおいてスタッフの方が非常にプロフェッショナルで、患者としてとても安心でき、不安なく手術ができたことに感謝しています。
最初は私もレーシックを怖がっていた一人です。しかし、正しい知識を自分なりに得て、先生はじめ皆様にとても丁寧にご対応いただいたことで、不安なく臨めました。
ドライアイのケアが非常に大切なこともわかりました。ドライアイのケアがきちんとなされなければ、今のような快適さはなかったかもしれません。
朝晩コンタクトを装着する手間がなくなり、メガネを持ち歩く心配もない。身も心も軽くなって、「裸眼の幸せ」を感じながら毎日を過ごせています。
株式会社メディプロデュース
中林 貴美子